2012年5月17日木曜日

オーダー ナラ 板目 サイドボード

風薫るよく晴れた朝にあるお客様宅へ納品に向かいました。

そのお客様は以前  寝室用タンス  リビング用壁面収納  そしてキッチン収納を

作らせて頂いたお客様。(ブログでは昨年9/26 , 10/8 の『納品いたしました

その1~3』でご紹介しています。)写真はこちら↓









今回は お客様がドイツで購入され、お使いだったサイドボードを新しく作り替えさせて

いただくことになりました。

以前お作りしたリビング壁面収納とキッチン収納と同じ空間に置くものですが

素材や色も新たにサンプルをお作りして完成したのがこちら。



ナラの板目でお作りしました。





ガラス戸の中にはLED照明が入っていて海外で買い揃えられたグラスや銀食器を

優しく照らします。




今回は取っ手まで作ってみました!


扉の淵にちょっとした装飾も施し、シンプルながら存在感のある仕上がりになりました。

こうして以前作らせて頂いたものを気に入って下さり、また大切な家具を作らせて

頂けるということは家具をデザインし、制作している私達にとってこの上なく幸せなこと。

またこんな幸せを感じられるようにこれからも頑張って進んでいきます!

ご注文ありがとうございました。

2012年4月28日土曜日

オーダー 春夏秋冬照明

昨年の初夏に一人の女性が吉祥寺の店舗にご来店されました。

オリジナルの家具や作家さんの食器やカトラリー、そして照明も販売しているのをみて

オリジナルの照明の制作をしたいとのお話でした。

キーワードは『四季』。

デルビアンコ本社の美大ネットワークを通じてどんなものが制作可能かの模索のスタート。

『四季』の表現方法を2パターン提案させていただきました。

一つ目は照明のガラスセードに四季のモチーフをサンドブラストなどで表現する方法。

二つ目はガラスセードの外側にアイアンで四季のモチーフのものを表現する方法。

写真などのサンプルを用意してお客様がお選びになったのは二つ目のアイアンタイプ。

ガラスセードの担当はデルビアンコでもグラスや一輪挿しの作品を販売していた

山形県在住のガラス作家 大内学さんに吹きガラスで外側がブラストのセードを

作っていただき、アイアン装飾はhitin metals 佐藤江利子さんに依頼。

四季モチーフの細かな打ち目や立体感、配置、仕上がりの色味など何度も

サンプルを用意しながら打ち合わせを重ねました。



銅で作ったモチーフの配置決めもお客様立ち合いで決めていきました。

そしてお客様の10年間の想いが沢山詰まった照明が完成しました。

春のモチーフ『桜』打ち目も曲線もやわらかな優しいものに


夏のモチーフ『ひまわり』大振りで立体的な花とザラザラとした大きい葉を表現


秋のモチーフ『楓』 フォルム、葉脈は まるで紅葉の様が見えてくるような奥行のあるものに


冬のモチーフ『水仙』 葉には縦筋の打ち目が施され花びらはひと肌の様な繊細な打ち目

水仙の花の立体感には圧巻でした。







お客様のご希望通り照明を点けても点けていなくても楽しめるものになりました。

お客様との出会い、制作した大内学さん、佐藤江利子さん  すべてに感謝します。

素晴らしいものは一つ一つの想いや努力から紡ぎ出されていくものだと改めて

感じさせられたものとなりました。ありがとうございました。

2012年3月13日火曜日

セミオーダー ナラ テレビ台 つづき そしてまたつづく

2011 ,  8/1 の『沢山の幸せと共に』というブログでご紹介したお客様に

テレビ台の納品をさせていただきました。


引っ越し当日の納品でダイニングテーブル、椅子、ベンチ そしてグリーンのブラインドを

納品させていただきました。

お客様には昨年秋に可愛い赤ちゃんが誕生されていました。

ダイニングテーブルに合わせたベンチは様々な用途に使えるように(ソファーテーブル

としてもベンチとしても使えるサイズに制作)したので今回お邪魔した時は

お子さんのお雛様がベンチを利用して飾られていました。

今回もナイスアイディア!色々使って頂けて嬉しいかぎりです。


そして今回納品させていただいたのはダイニングテーブルとお揃いのテレビ台です。

天板にコード用の穴あけ加工を施しました。





引出を加工してコードやチューナーなどをすっきりと隠せるようにしました。

他にもキッチン収納とデスクのご相談をお受けしたのでこれからも永くお付き合い

させていただきます。

にこにこ笑ってくれるお子様の笑顔とその先の『つづく』がとても楽しみです。

ありがとうございました。

2012年3月3日土曜日

オーダー 『キッチンが中心の家』に置くレッドオークダイニングテーブル

昨年の秋から、ご自宅を新築されているお客様のダイニングテーブルの制作の

話が進んでいました。

お客様の新居の床材が吉祥寺にあった店舗と同じナラ材(オーク材)でナラ材の床と

ナラ材の家具とのバランスや雰囲気を気に入って下さったことでのご注文でした。

新居はキッチンを中心とした家造りをされているそうで、ダイニングテーブルはその

キッチンのすぐ前に置かれ、そして憧れのウェグナーのYチェアを合わせるとのこと。

Yチェアに合わせる形を6パターン、そして今回はナラの中でもホワイトオークと

レッドオークの二つの素材のサンプルを作りご提案いたしました。

ホワイトオークは北海道やシベリヤが原産の材でレッドオークは主に北米が原産。

名前の通りホワイトオークは製材したては白くそこから黄色みが出てくるもので

レッドオークはほんのりピンクがかった赤味がある。

ひとつひとつを大切に考えてお選びいただいたのがこちら。



レッドオーク板目ビアンコホワイトで仕上げたダイニングテーブルです。

幕板をなくしすっきりとしたフォルム。天板裏はスイツキという反り止めの技法を3ヶ所に。



美しい板目でお作りできました。



キッチンとダイニングの前にはおおきな窓が広がり、とても明るく気持ちよく

お料理したり食卓を囲んだりできることが想像できます。

大切なご家族、新しい家、そしてYチェアとデルビアンコのダイニングテーブルと

共に素敵な毎日をお過ごし頂けることを楽しみにしています。

ご注文頂きましてありがとうございました。

2012年3月1日木曜日

雪やこんこん

2月最後の日、東京は今シーズン2度目の大雪が降った。

保育園までの道のりを自転車で向かおうとしたがあまりの雪に2回も転んで断念。

休みを振り替えてもらいました。

子供のためにと言いながら私の方が楽しんでたかも!?

こんな大作が完成!!!

転んだことと 雪かきと 雪だるま・・・脚には青あざ5ヵ所と筋肉痛 トホホ。

2012年2月21日火曜日

オーダー 大迫力!くるみダイニングテーブル

どんなダイニングテーブルを作るか。

それはお客様一人一人こだわりが表れる。

夫婦でもぶつかりあったり 認め合ったり。

永く使うモノだからこそ想いも強い。そして作るのも本気だ。

何度もお話を伺い、ウォールナット、チーク、ナラ(クリア、ビアンコホワイト)

くるみ、山桜と沢山の候補を少しずつ絞っていく。

テーブルの大きさ、幅広の板、そして天板の厚み。どっしり存在感のあるものに。

これから揃えていく椅子の合わせやすさも考え、お客様の出した答えは『くるみ』だった。

W2m10cmのダイニングテーブルを作るために仕入れた荒木の状態のくるみ。


W3mの銘木を仕入れていざ勝負!

こんな大物は機械での加工ができないので殆どが手作業。

天板の板の並び方や、脚の太さ、取り付け位置はお客様に立ち会って頂き決定!

沢山の強い思いがカタチになりました。



天板の厚みが約4cm、脚の太さが10,5cm角の大迫力のくるみダイニングテーブル。

クラシックカーを愛車として大切にされているお客様。

きっとこのダイニングテーブルもずっとずっとそこにありつづけるのだと

確信させてくれるのです。

ご注文ありがとうございました。

そして これから 末永く宜しくお願いいたします。

2012年2月18日土曜日

赤鬼さん

少し前の節分の日。

家にはこんな赤鬼がやってきました。


子供の通う保育園はなまはげのようなちょっとリアルな鬼がやってきます。

そのために子供たちは大泣き。去年も今年も・・・。

でもちょっとだけ成長した息子は泣きながらも鬼に豆を投げつけたそう。

いつかは女の子や先生を守れるくらいの頼もしい男の子になってほしいと思う

母なのでした。

2012年2月16日木曜日

セミオーダー ナラ キャビネット by BLUCO

昨年のまだ暑さの残るある日。

デルビアンコの本社スタッフの同級生家族が吉祥寺のお店に顔を出して下さった。

同級生である奥さん、かわいい息子さん、そしてワイルドな旦那様。

それもそのはず 二人はバイクを通じて知り合い、BLUCOというオリジナルの

ワークウェアやバイクギアの企画/販売をおこなうブランドのオーナーをしている。

そんなワイルドな二人がデルビアンコのキャビネットを注文してくれました。

ベースのキャビネットはこれ。


框(かまち)を組んだり・・・。



色を塗ったり・・・。箱を組んだり・・・。



完成したのはこちら。







上部の引出をなくしてシンプルに。中は可動棚。

とてもカッコイイ二人に選んでもらえて光栄です。

使い込んでさらにイイ味出して下さい。ありがとう。

2012年1月30日月曜日

オーダー 楡(にれ)のこたつ天板

チェリー耳付きダイニングテーブルを作らせていただいた後にありがたいことに

お客様のお隣に住む弟さんご夫婦からこたつ天板のご注文をいただきました。

掘りごたつになっているもので天板中央に炭を入れることができるものでした。

天板は元々あるのですが、こたつ布団がかけられない仕様で、暖かくするために

こたつ布団が掛けられる様に作り替えたいとのこと。

天板に炭を入れた時にこたつ布団に火の粉が入り込まないように工夫してお作り

いたしました。

天板は1m23cm角のかなり大きいもので幅の広い板でお作りしたかったので、

楡(にれ)という木をお勧めし、産まれたばかりの可愛いお孫さんやご自宅にいる

人懐っこいボダーコリーにも優しい日本古来から使われている『ベンガラ』が主成分の

自然塗料で着色いたしました。





幅広の楡(にれ)耳付き無垢材です。









楡(にれ)の幅広の無垢材で作らせていただけたので無垢の良さがしっかり

現れ、迫力のある天板に仕上がりました。

お兄さんのご自宅は『ひとが集まり繋がるチェリーのダイニングテーブル』でしたが

弟さんのご自宅は『ひとが集まり心も体も温まる楡こたつ』をお作りすることができました。

お兄様から弟様へ繋げていただいた今回のご注文。

これからも人の繋がりを大切に日々の仕事を頑張っていきたいと思います。

ご注文ありがとうございました。

2012年1月25日水曜日

オーダー 人の集まるチェリーのダイニングテーブル

吉祥寺の井の頭公園近くにお住まいのご夫婦からNHKドラマ おひさま に出てくる

ような『人が集まり、繋がるテーブル』を作りたいと依頼をうけました。

ドラマに出てくるダイニングテーブルは『耳付き』といい、木の外側をあえて残し

立木を想わせるものです。

こちらがドラマで使われていたダイニングテーブル。


耳付きで息子さんやお孫さんと大勢で使えるダイニングテーブルへ。

サイズはWが2m30cm  Dが1m  というとても大きいものにしたいとのこと。

耳付きも色んなものがあるのですが、共木(ともぎ)と言って同じ丸太から切出した

2枚の板をブックマッチという 本を開いたように剥ぎ合わせることをご提案しました。

条件を満たす材木を探し、ナラ、ウォールナット、チェリーの3樹種からお選び

頂いたのは アメリカンチェリー でした。


この木材の状態でW 2m80cm  D 58cmもある まさに銘木でダイニングテーブルを

作らせていただくということに わくわくせずにはいられませんでした。

材木が大きいために手作業がとても多く、鉋掛けでは背筋ががちがちになりながらも

心をこめてお作りできました。自分たちでも溜息の出る美しい仕上がりです。









耳付きですがお孫さんが小さいので、角や外側は柔らかくとりました。


材に割れがあった部分は『ちぎり』をいれて。

納品をさせていただいた数日後に息子さんのご家族が仕事での海外より帰国される

とのことで、さっそくこのダイニングテーブルを囲んで沢山の大切な人が集まり繋がって

いくことがとても楽しみです。

ご注文を頂きありがとうございました。

2012年1月19日木曜日

オーダー 桐 アンティーク調ガラス建具(扉)

デルビアンコではダイニングテーブルなどの家具以外に建具を

お作りすることもできます。

少し前にお作りしたものをご紹介いたします。






この扉は桐の材料でお作りし、白く塗装。


そして引手をつけて・・・。そうです、この扉は引き戸なのです。

アンティーク調のガラスをはめ込み、リビング用引き戸の完成です。

                                                                          
                                                        
リビングの扉は家の中心へと繋がる扉なので家の中でとても重要な扉になります。
                                     

色々なタイプをお作りできますので、興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。